“塗藥”の読み方と例文
新字:塗薬
読み方割合
ぬりぐすり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳母 はれ、まア! そのやうに熱(あつ)くならッしゃるな。これさ、まァ、ほんに/\。それが痛(いた)む節々(ふし/″\)の塗藥(ぬりぐすり)になりますかいの? これからは自分(じぶん)で使(つか)ひ歩(ある)きをばさっしゃったがよい。
患者(くわんじや)は多(おほ)いのに時間(じかん)は少(すく)ない、で、毎(いつ)も極(ご)く簡單(かんたん)な質問(しつもん)と、塗藥(ぬりぐすり)か、※麻子油位(ひましあぶらぐらゐ)の藥(くすり)を渡(わた)して遣(や)るのに留(とゞ)まつてゐる。院長(ゐんちやう)は片手(かたて)で頬杖(ほゝづゑ)を突(つ)きながら考込(かんがへこ)んで、唯(たゞ)機械的(きかいてき)に質問(しつもん)を掛(か)けるのみである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)