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地内
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じない
ふりがな文庫
“
地内
(
じない
)” の例文
政府はこの弊を
矯
(
た
)
めるがために神仏混淆を明らかに区別することにお
布令
(
ふれ
)
を出し、神の
地内
(
じない
)
にある仏は一切取り
除
(
の
)
けることになりました。
幕末維新懐古談:31 神仏混淆廃止改革されたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
土手の道哲の
地内
(
じない
)
に、腰衣で土に坐り、カンカンと片手で
鉦
(
かね
)
を、
敲
(
たた
)
き、たたき、なんまいだなんまいだなんまいだ、片手は
上下
(
うえした
)
に振っている。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
丁度十二月の三日の夕方でございます。薬師様のお堂へまいり、
柏手
(
かしわで
)
を打って
頻
(
しき
)
りに母の眼病平癒を祈り、帰ろうといたしますと、
地内
(
じない
)
に
宮松
(
みやまつ
)
という茶屋があります。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
怪
(
け
)
しからぬ
庇
(
かば
)
い立てを召さる。いまの女は、悪党の一味として、こよいわれわれが
捕縄
(
ほじょう
)
をもって追跡して来た者。宮の御祈願所ともある
地内
(
じない
)
へ、左様な兇状者を
匿
(
かくま
)
われるとは心得ん」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「第一この村の
地内
(
じない
)
に
家
(
うち
)
を建てながら、まだ挨拶にも
失
(
う
)
せおらんじゃないか」
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
観音の
地内
(
じない
)
とすれば、こんなものは
必要
(
いら
)
ないはずであります。もう一つ
可笑
(
おか
)
しいことには、観音様に神馬があります。
幕末維新懐古談:31 神仏混淆廃止改革されたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「ここは、お庭外でも、大岡家の
地内
(
じない
)
です。ひとのやしきへ、たれに断って」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
本所
(
ほんじょ
)
の五ツ目に天恩山
羅漢寺
(
らかんじ
)
というお寺がありました。その
地内
(
じない
)
に
蠑螺堂
(
さざえどう
)
という有名な御堂がありました。
幕末維新懐古談:32 本所五ツ目の羅漢寺のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
“地内”の意味
《名詞》
一区画の土地の内側。
寺内。寺中。
(出典:Wiktionary)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味