圓滿ゑんまん)” の例文
新字:円満
あとに殘つたのは、唯、ある仕事しごとをして、それが圓滿ゑんまんに成就した時の、安らかな得意とくいと滿足とがあるばかりである。そこで、下人は、老婆らうばを見下しながら、少し聲をやはらげてかう云つた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
すこしの手違てちがひに突入つきいつてつてかゝり、山上さんじやう大激論だいげきろんはじまり、警務長けいむちやう郡長ぐんちやう代議士だいぎしなどがなかつて、かくゆがみなりの圓滿ゑんまん?にきよくむすび、一中止ちうしして發掘はつくつつゞけることとなつたが