“国守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくしゅ44.4%
くにもり33.3%
テトラルク11.1%
くにのかみ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとそのとき、このくに国守こくしゅ山蔭やまかげ中将ちゅうじょうという人が、おおぜい家来けらいれておとおりかかりになりました。
鉢かつぎ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「そう訊かれると。……さて、なんであろ、摂津二郡播磨はりま国守くにもり平朝臣左近衛少将たいらのあそんさこんえのしょうしょう——は、さアなんであろうな」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヘロデ大王の死後この地方の国守テトラルクに任ぜられたその子ピリポは、アウグスタス帝の名誉のためにこの町を再建して町の名をカイザリヤと改称し
「いいえ。信者が多くて人気のいい土地ですが、国守くにのかみおきてだからしかたがありません。もうあそこに」
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)