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嘸々
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さぞ/\
ふりがな文庫
“
嘸々
(
さぞ/\
)” の例文
見廻
(
みまは
)
し
遂
(
つひ
)
話
(
はな
)
しに身が
入
(
いり
)
大分
(
だいぶん
)
夜
(
よ
)
が
更
(
ふけ
)
たり
嘸々
(
さぞ/\
)
草臥
(
くたびれ
)
しならん今夜は
寛々
(
ゆる/\
)
と休むがよしと漸々
盃盞
(
さかづき
)
を
納
(
をさ
)
め女どもに云付て
寢床
(
ねどこ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「……令妹御重病の趣き
嘸々
(
さぞ/\
)
御憂慮のことと察します。折角帰られた君の心持もほゞ解することが出来ます。御病人の為めにはせめて出来るだけの事をして上げ給へ……」
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
喜「いや、それと申すも、其許の日頃の行状が
宜
(
よ
)
ければこそ、我らは真に世の中の
鑑
(
かゞみ
)
と信じて居ります、時に御家内様、
敵
(
かたき
)
の行方が知れまして
嘸々
(
さぞ/\
)
お悦びでござりましょう」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
けれども
一國
(
いつこく
)
な我儘者の圭一郎に
傅
(
かしづ
)
いて
嘸々
(
さぞ/\
)
氣苦勞の多いことであらうとの慰めの言葉を一言千登世宛に書き送つて貰ひたいといふことだけはいつものやうに
冗
(
くど
)
く、二伸としてまで書き加へた。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
讀上
(
よみあぐ
)
るに越前守殿
憑司
(
ひようじ
)
を見られ此願書の趣きにては
嘸々
(
さぞ/\
)
無念
(
むねん
)
に思ふなるべし不便の
次第
(
しだい
)
なり妻早其方の一人の娘を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
文「
嘸々
(
さぞ/\
)
御愁傷のことで、お見送りもしなかったのは残念だ、
頼母
(
たのも
)
しくない」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
上げ能こそ尋ね參られたり彦兵衞殿は
不慮
(
ふりよ
)
の事にて
相果
(
あひはて
)
られ
嘸々
(
さぞ/\
)
力落
(
ちからおと
)
し
成
(
なる
)
べしと云に彦三郎は涙を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
嘸
漢検1級
部首:⼝
15画
々
3画
“嘸”で始まる語句
嘸