“問(とう)” の例文
「翁遷化(せんげ)の年深川を出(いで)給ふ時、野坡(やは)問(とう)て云(いふ)、俳諧やはり今のごとく作し侍らんや。翁曰、しばらく今の風なるべし、五七(ごしち)年も過なば一変あらんとなり。」
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其一人の外被(うわぎ)に青白赤(せいはくせき)三色の線ある徽章(しるし)を佩(おび)たるは問(とう)でも著(しる)き警察官にして今一人は予審判事ならん、判事より少し離れたる所に、卓子(ていぶる)に向い何事をか書認(かきしたゝ)めつゝ有るは確(たしか)に判事の書記生なり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「まアどうして?」と妻のうれしそうに問(とう)のを苦笑(にがわらい)で受けて、手軽く
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)