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和泉屋
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いずみや
ふりがな文庫
“
和泉屋
(
いずみや
)” の例文
念のために下谷へ引返して、徳蔵稲荷の
氏子
(
うじこ
)
総代——
和泉屋
(
いずみや
)
という町内の酒屋の主人に逢って訊いてみると、思いも寄らぬ新事実が挙がりました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
こう合い槌を打ったのは、彼女にとっては旦那でもあり、且つは嬉しい恋人でもある、魚屋の
和泉屋
(
いずみや
)
次郎吉であった。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
和泉屋
(
いずみや
)
の若旦那も、あれでまあ
何
(
ど
)
うやらこうやら名取りになったようなわけで、まずあの人が肩を入れたからこそ、へっへ、あれだけの顔が揃ったというもの
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
古い
桐
(
きり
)
の机がある。本が置いてある。そのそばには弟子たちが集まっている。馬籠本陣の
子息
(
むすこ
)
がいる。中津川
和泉屋
(
いずみや
)
の子息がいる。中津川本陣の子息も来ている。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
求馬はその頃から人知れず、吉原の
廓
(
くるわ
)
に通い出した。
相方
(
あいかた
)
は
和泉屋
(
いずみや
)
の
楓
(
かえで
)
と云う、
所謂
(
いわゆる
)
散茶女郎
(
さんちゃじょろう
)
の一人であった。が、彼女は勤めを離れて、心から求馬のために尽した。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
そのころ本芝四丁目
鹿島明神
(
かしまみょうじん
)
の近くに
灘
(
なだ
)
の出店で
和泉屋
(
いずみや
)
という大きな清酒問屋があった。召使の二、三十人も置いてたいそう裕福な家だが、土間の一隅で小売りもしている。
早耳三次捕物聞書:04 海へ帰る女
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それは日本橋
白銀町
(
しろがねちょう
)
の、
和泉屋
(
いずみや
)
徳兵衛という質両替商で、四十一歳になる妻女が中風になり、半年ほどまえから診察にかよっていたのだが、去定は例のように高額な薬礼を取ってい
赤ひげ診療譚:05 徒労に賭ける
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
右側は
乾
(
いぬい
)
(煙草屋)、隣りが
和泉屋
(
いずみや
)
(扇屋)、この裏へ
這入
(
はい
)
ると
八百栄
(
やおえい
)
(料理屋)それから諏訪町河岸へ抜けると此所は意気な土地で、
一中
(
いっちゅう
)
、長唄などの師匠や、落語家では
談枝
(
だんし
)
などもいて
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
お作を周旋したのは、同じ酒屋仲間の
和泉屋
(
いずみや
)
という男であった。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
中津川の
和泉屋
(
いずみや
)
は、半蔵から言えば親しい学友
蜂谷香蔵
(
はちやこうぞう
)
の家である。その和泉屋が角十に
替
(
かわ
)
って問屋を引き受けるなぞも半蔵にとっては不思議な縁故のように思われた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
和泉屋
(
いずみや
)
さんが、お居間でお帰りをお待ちでございます。」と言った。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
和泉屋
(
いずみや
)
という金看板が、風にきしんで、鳴っていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
吉左衛門の心配は、半蔵が親友の
二人
(
ふたり
)
までも京都の方へ飛び出して行ったことであった。あの中津川本陣の景蔵や、新問屋
和泉屋
(
いずみや
)
の香蔵のあとを追って、もし半蔵が家出をするような日を迎えたら。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“和泉屋”の解説
和泉屋(いずみや)は、千葉県印西市の大字。郵便番号270-2323。
(出典:Wikipedia)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“和泉屋”で始まる語句
和泉屋皆吉
和泉屋皆治
和泉屋市兵衛
和泉屋徳次郎
和泉屋五左衛門