“白銀町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろかねちょう80.0%
しろがねちょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜「いから黙ってろ、殿様此女これの里は白銀町しろかねちょう白旗稲荷しらはたいなりの神主の娘ですが、何うしたんだか、亭主思いで、わたくしが酒を飲んでは世話を焼かせますが、能く面倒を見ます」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一ツ棟だ、かえって火元よりは火廻りの早かった藤木の方が何もかも丸焼けで、垣根を破って隣裏となりうらへ逃出し一家いっか命だけは無事だった。で、神田白銀町しろかねちょうの煙草問屋へチンコッきりに通うようになった。
それは日本橋白銀町しろがねちょうの、和泉屋いずみや徳兵衛という質両替商で、四十一歳になる妻女が中風になり、半年ほどまえから診察にかよっていたのだが、去定は例のように高額な薬礼を取ってい