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厳
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おご
ふりがな文庫
“
厳
(
おご
)” の例文
旧字:
嚴
座談の時とはちがって、慈円僧正は、やや恐いような
厳
(
おご
)
そかな顔をもって、七条の
袈裟
(
けさ
)
を、きちっと
裁
(
さば
)
いて正面に坐っていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それだけに、
厳
(
おご
)
そかな天の荒ら
息吹
(
いぶき
)
を真向にうけるのだから、弱虫やなまけ者、卑劣漢や臆病ばらには、とうてい辛抱しきれるものではあるまい。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
それから宮中の大広間に出て、大勢の尊い役人や、この国の四方を守る四人の王様や、その家来達から、一々御祝いの言葉を受けた時の
厳
(
おご
)
そかだった事。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
厳
(
おご
)
そかに
修祓
(
しゅうばつ
)
の式守武忌
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
と、六尺の足を止めさせていた殿の駕内から、何か低い合図があったと見えて、一人の家来が
厳
(
おご
)
そかに膝まずいてお駕の
覗窓戸
(
のぞきど
)
をスーと開けた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
王はじっとその有様を見ておりましたが、なおも
厳
(
おご
)
そかな口調で責めました——
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
「夜光の短刀のことにつきまして……」と老人の
痩躯
(
そうく
)
が
厳
(
おご
)
そかにそびえると、万太郎もやや態度をひきしめて
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ブーレー博士は
厳
(
おご
)
そかにうなずいた。
幽霊と推進機
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“厳(厳(姓))”の解説
厳(げん)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
厳
常用漢字
小6
部首:⼚
17画
“厳”を含む語句
荘厳
森厳
厳格
厳粛
厳重
厳寒
厳乎
端厳微妙
威厳
厳然
端厳
壮厳
厳冬
荘厳弥撒
峻厳
手厳
華厳経
崇厳
厳丈
宗厳
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