“厩(まや)” の例文
「此處(ここ)らの馬(うま)だつて見(み)ろえ、博勞節(ばくらうぶし)門(かど)ツ先(つあき)でやつたつ位(くれえ)厩(まや)ん中(なか)で畜生(ちきしやう)身體(からだ)ゆさぶつて大騷(おほさわ)ぎだな」彼(かれ)は獨(ひと)りで酒席(しゆせき)を賑(にぎは)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ほかには母屋を離れて立腐れになりたる破れ厩(まや)、屋根の端の斜に地に着きて倒れ潰(つぶ)れたる細長き穀倉などの見ゆるのみの荒廃さ加減は、恐らくは怨霊(おんりょう)屋敷なんど呼ばれて人住まずなった月日が
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)