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千曳
ふりがな文庫
“千曳”の読み方と例文
読み方
割合
ちびき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちびき
(逆引き)
彼等は皆息を呑んで
千曳
(
ちびき
)
の大岩を抱えながら、砂に片膝ついた彼の姿を眼も離さずに眺めていた。彼はしばらくの間動かなかった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
變
(
かは
)
れば
現在
(
げんざい
)
、
夫
(
をつと
)
の
見
(
み
)
る
前
(
まへ
)
。
婦人
(
ふじん
)
は
身震
(
みぶる
)
ひして
飛退
(
とびの
)
かうとするのであつたが、
輕
(
かる
)
く
撓柔
(
しなやか
)
に
背
(
せ
)
にかかつた
手
(
て
)
が、
千曳
(
ちびき
)
の
岩
(
いは
)
の
如
(
ごと
)
く、
千筋
(
ちすぢ
)
の
絲
(
いと
)
に
似
(
に
)
て、
袖
(
そで
)
も
襟
(
えり
)
も
動
(
うご
)
かばこそ。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
千曳
(
ちびき
)
の石胸に重しと夢さめて
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
千曳(ちびき)の例文をもっと
(6作品)
見る
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“千”で始まる語句
千住
千切
千々
千種
千
千尋
千歳
千曲川
千鳥
千代
“千曳”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
泉鏡太郎
芥川竜之介
泉鏡花