いたは)” の例文
新字:
連歸つれかへりしかど我が家は貧窮ひんきうにして九尺間口まぐち煙草店たばこみせゆゑべつに此方へと言所いふところもなく夫婦諸共ふうふもろとも吉之助をいたはると雖もよるの物さへ三布蒲團みのぶとん一を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼に悲しみ乞ふ者を心を盡しいたはらむ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
優しき姉のさましていたはれども
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
近付ちかづけ主税之助は彌々いよ/\惡心増長ぞうちやうして藤五郎の命は此節に至りて實に風前の燈火ともしびよりもなほあやふけれども只腰元こしもとのお島一人ひそかに是をいたはり漸々と命を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
馬喰町旅籠屋清兵衞方はたごやせいべゑかたつかはされ吉三郎が母を隨分ずゐぶんいたはり申すべし一兩日中には吉三郎を無事に返しつかはさん夫迄それまで能々よく/\看病かんびやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)