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加
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おまけ
ふりがな文庫
“
加
(
おまけ
)” の例文
幾度
(
いくたび
)
饑
(
う
)
え、幾度殺されそうにしたか解らないこの
死
(
し
)
に
損
(
そこな
)
いの畜生にも、人が来て頭を
撫
(
な
)
でて、
加
(
おまけ
)
に、
食物
(
くいもの
)
までも
宛行
(
あてが
)
われるような日が来た。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
噫
(
ああ
)
。貧苦ほど痛いものは無いね。貧苦、貧苦、子供は七人もあるし、家内には亡くなられるし——
加
(
おまけ
)
に子供は与太野郎(愚物)ばかりで……。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
樺が場を踏んだ証拠は、馬の扱いが柔かで、ゆったりとしていて、
加
(
おまけ
)
に捜りを入れるような目付をして、他の四人の呼吸を図っているのでも分る。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
加
(
おまけ
)
に、君、その旦那を紹介した男が、旅費が無くなったと言って、
吾家
(
うち
)
へ
転
(
ころ
)
がり込んで来る……その男は
可哀想
(
かわいそう
)
だとしたところで、旅費まで持たして
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
勝手を知った舟旅で、
加
(
おまけ
)
に天気は好し、こうして独りで海を渡るということは、別にお種は何とも思わなかった。唯、彼女は夫のことが気に懸って成らなかった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
加
(
おまけ
)
に、若い細君が水菓子を売ると聞いた時は、榊が戯れて言うとしか三吉には思われなかった。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「家を探して歩くほど
厭
(
いや
)
な気のするものは無いネ——
加
(
おまけ
)
に、途中で、ヒドく雨に打たれて……」
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの通りウジャウジャ居るんですからネ……
加
(
おまけ
)
に、
大飯食
(
おおめしぐら
)
いばかり
揃
(
そろ
)
っていて
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
三吉が自分の家へ子供を運んで置いて、復た電車で引返して来た頃は、半鐘が
烈
(
はげ
)
しく鳴り響いていた。細い路地や往来は人で埋まった。お仙が居なく成ったというさえあるに、
加
(
おまけ
)
に火事とは。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
“加”を含む語句
加之
冥加
加特力
好加減
亜米利加
加減
加奈陀
附加
草加
加里
増加
路加
加古川
高加索
御加護
首里天加那志
加速度
加比丹
羅馬加特力
亜弗利加
...