“出會(であは)” の例文
新字:出会
斯(か)うした地主(ぢぬし)にばかり出會(であは)して居(を)れば文句(もんく)は無(な)いなど戯(たはむ)れつゝ、其方(そのはう)を發掘(はつくつ)に掛(かゝ)つたが、此所(こゝ)は未(ま)だ三千年(せんねん)來(らい)手(て)のつかぬ處(ところ)であつて、貝層(かひそう)の具合(ぐあひ)が大變(たいへん)に好(よ)い。
致すか何(どう)ぢや京都に居る時平左衞門のみ出會(であひ)て外の者には出會(であは)ざりしか此儀は何ぢやと有に願山(ぐわんざん)恐(おそ)れながら然樣(さやう)の儀には御座なく平左衞門事は彼(か)の地(ち)にて別段(べつだん)懇意(こんい)に致せしゆゑ渠(かれ)の世話は仕つりしと云へば大岡殿是(これ)さ願山汝如何程(いかほど)申ても申口が闇(くら)し平左衞門其方(そのはう)何(な)にか由縁(ゆかり)にてもあるか又は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)