兵蔵へいぞう)” の例文
兵蔵へいぞうは、いつにわらぬのんきなかおつきをして、しきりにふでうごかして、いまおんなあたまからきはじめたところです。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むらひとたちも、看板かんばん目標もくひょうに、道筋みちすじなどをかたるようになりました。しかし、これをいた兵蔵へいぞうは、それから転々てんてんして、どこへかうつっていってしまった。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その晩方ばんがたには、うつくしいおんな姿すがたがみごとにがりました。兵蔵へいぞうは、はしごからりて、しばらくみちうえって、自分じぶんいたとれていました。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)