“兵蔵”の読み方と例文
読み方割合
へいぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵蔵へいぞうは、いつにわらぬのんきなかおつきをして、しきりにふでうごかして、いまおんなあたまからきはじめたところです。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むらひとたちも、看板かんばん目標もくひょうに、道筋みちすじなどをかたるようになりました。しかし、これをいた兵蔵へいぞうは、それから転々てんてんして、どこへかうつっていってしまった。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その晩方ばんがたには、うつくしいおんな姿すがたがみごとにがりました。兵蔵へいぞうは、はしごからりて、しばらくみちうえって、自分じぶんいたとれていました。
生きている看板 (新字新仮名) / 小川未明(著)