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公私
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こうし
ふりがな文庫
“
公私
(
こうし
)” の例文
このところさすがの忠相も
公私
(
こうし
)
板ばさみのかたちでいささか当惑していたのだったが——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
〔譯〕
公私
(
こうし
)
は事に在り、又情に在り。事公にして情私なるもの之有り。事私にして情公なるもの之有り。政を爲す者は、宜しく人情
事理
(
じり
)
輕重
(
けいぢゆう
)
の處を
權衡
(
けんかう
)
して、以て其の
中
(
ちゆう
)
を民に用ふべし。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
尋ねる
内
(
うち
)
幸
(
さい
)
はひ小川町にて其頃評判の御
殿醫
(
てんい
)
武田長生院方
(
たけだちやうせいゐんかた
)
に人の入用ありと
聞
(
きゝ
)
口入
(
くちいれ
)
の者に頼みて
此處
(
ここ
)
に住込ける此長生院と申は
老年
(
としばえ
)
と
云
(
いひ
)
殊
(
こと
)
に名醫の
聞
(
きこ
)
えあれば
大流行
(
おほはやり
)
にて毎日々々
公私
(
こうし
)
の使ひ引も切らず藥取の者其外門前に
市
(
いち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
〔譯〕心を
靈
(
れい
)
と爲す。其の
條理
(
でうり
)
の
情識
(
じやうしき
)
に
動
(
うご
)
く、之を
欲
(
よく
)
と謂ふ。欲に
公私
(
こうし
)
有り、情識の條理に通ずるを公と爲す。條理の情識に
滯
(
とゞこほ
)
るを私と爲す。自ら其の
通
(
つう
)
と
滯
(
たい
)
とを
辨
(
べん
)
ずるは、即ち心の
靈
(
れい
)
なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
“公私”の意味
《名詞》
公私(こうし)
公と私。公事と私事。
(出典:Wiktionary)
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“公”で始まる語句
公
公卿
公達
公事
公家
公方
公園
公孫樹
公然
公儀