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全躰
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ぜんたい
ふりがな文庫
“
全躰
(
ぜんたい
)” の例文
此
(
こ
)
の
沼
(
ぬま
)
は、
其時分
(
そのじぶん
)
から
動
(
うご
)
き
出
(
だ
)
す……
呼吸
(
いき
)
が
全躰
(
ぜんたい
)
に
通
(
かよ
)
ふたら、
真中
(
まんなか
)
から、むつくと
起
(
お
)
きて、どつと
洪水
(
こうずゐ
)
に
成
(
な
)
りはせぬかと
思
(
おも
)
ふ
物凄
(
ものすご
)
さぢや。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
オヤ善かッたかい、そうかい、運の
善方
(
いいかた
)
は
何方
(
どっち
)
へ廻ッても
善
(
いい
)
んだネー。それというが
全躰
(
ぜんたい
)
あの方は如才がなくッて発明で、ハキハキしてお出でなさるからだヨ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
予
(
よ
)
去る頃此滝の石を取よせし人ありて見るに、常の石にあらず
全躰
(
ぜんたい
)
鐘乳
(
しようにう
)
なり、木の葉など石中にふくむ
則
(
すなはち
)
石なり。
雲林石譜
(
うんりんせきふ
)
にいふ
鐘乳
(
しようにう
)
の
転化
(
てんくわ
)
して石になるならん云云。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
予
(
よ
)
去る頃此滝の石を取よせし人ありて見るに、常の石にあらず
全躰
(
ぜんたい
)
鐘乳
(
しようにう
)
なり、木の葉など石中にふくむ
則
(
すなはち
)
石なり。
雲林石譜
(
うんりんせきふ
)
にいふ
鐘乳
(
しようにう
)
の
転化
(
てんくわ
)
して石になるならん云云。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
全躰
(
ぜんたい
)
何故
我
(
おれ
)
を免職にしたんだろう、解らんナ、
自惚
(
うぬぼれ
)
じゃアないが
我
(
おれ
)
だッて何も役に立たないという方でもなし、また残された者だッて何も別段役に立つという方でもなし
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
全
常用漢字
小3
部首:⼊
6画
躰
部首:⾝
12画
“全”で始まる語句
全
全然
全体
全身
全體
全部
全貌
全快
全滅
全速力