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先占
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せんせん
ふりがな文庫
“
先占
(
せんせん
)” の例文
先占
(
せんせん
)
をしなさい、全隊が銃を捨てて探検隊となり、『蕨の切り株』に踏みいって、パラグァイ旗を立てれば——と言ったら、俺はひどく怒られた。
人外魔境:05 水棲人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
雀も決して住居の方に、鶏見たように
呑気
(
のんき
)
でないことは、早く巣作るものが
形勝
(
けいしょう
)
と安全とを
先占
(
せんせん
)
し、よっぽど遅くなってから、巣箱の
店借
(
たなが
)
りに来るのでも察せられる。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
些
(
いさゝ
)
かにても
國家
(
こつか
)
の
支配權
(
しはいけん
)
が
完全
(
くわんぜん
)
に
及
(
およ
)
んで
居
(
を
)
らぬと
見
(
み
)
るときは
最早
(
もはや
)
國際法
(
こくさいほふ
)
の
原則
(
げんそく
)
も
何
(
なに
)
もあつたもので
無
(
な
)
い、
知
(
し
)
つても
知
(
し
)
らぬ
顏
(
かほ
)
に、
先占
(
せんせん
)
の
人
(
ひと
)
が
立
(
た
)
てたる
旗
(
はた
)
をば
押倒
(
おしたを
)
して、
自國
(
じこく
)
の
國旗
(
こくき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
し
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「どうだい、僕が魔境中の魔境といったのも、ハッタリじゃあるまい。それに、この探検にはひじょうな意義がある。じつは、国際法の
先占
(
せんせん
)
問題にも触れている」
人外魔境:08 遊魂境
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
従って、国際法でいう
先占
(
せんせん
)
の事実というやつが、パラグァイ、アルゼンチンのどっちにもない訳である。日本人が、フランス人よりも先に新南群島を占めたため、いまは日本の領有となっている。
人外魔境:05 水棲人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“先占”の意味
《名詞》
他人より先に占有すること。
(出典:Wiktionary)
“先占”の解説
先占(せんせん、独:Besitzergreifung, 羅:occupatio)とは、いずれの国にも属していない無主の土地(無主地)に対し、他の国家に先んじて支配を及ぼすことによって自国の領土とすることである。無主地先占、または先占の法理ともいわれ、国際法においての領土取得のあり方として認められている。
(出典:Wikipedia)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
占
常用漢字
中学
部首:⼘
5画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手