“傷兵”の読み方と例文
読み方割合
しょうへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つきがなく、星明ほしあかりでは、たがいのかおもよくわからなかったが、傷兵しょうへいたちは、しずかにして、レコードにっていました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、ほっとして、はじめておおくの傷兵しょうへいたちといっしょに、レコードにみみかたむけようとしたが、いつのまにかこころは、また、あらぬほうへとんでいました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
清作せいさくさんは、自分じぶんよりは、もっとおおきな負傷ふしょうをしたり、また手術しゅじゅつをうけたりした傷兵しょうへいのことが、おもされたのでした。あのひとたちは、いまごろ、どこにどうしておくっているだろうか。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)