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傲語
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がうご
ふりがな文庫
“
傲語
(
がうご
)” の例文
先生はあの小さい机に原稿のペンを動かしながら、
床板
(
ゆかいた
)
を洩れる風の為に悩まされたと云ふことである。しかし先生は
傲語
(
がうご
)
してゐた。
漱石山房の冬
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
府庫
(
ふこ
)
の
内
(
うち
)
には
蜀江
(
しよくこう
)
の
錦
(
にしき
)
、
呉均
(
ごきん
)
の
綾
(
あや
)
、
氷羅
(
ひようら
)
、
罽氈
(
せん
)
、
雪穀
(
せつこく
)
、
越絹
(
ゑつけん
)
擧
(
あげ
)
て
計
(
かぞ
)
ふべからず。
王
(
わう
)
、こゝに
於
(
おい
)
て
傲語
(
がうご
)
して
曰
(
いは
)
く、
我
(
われ
)
恨
(
うらむ
)
らくは
石崇
(
せきそう
)
を
見
(
み
)
ざることを、
石崇
(
せきそう
)
も
亦
(
また
)
然
(
しか
)
らんと。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「私はお前さんの力ぐらゐには驚かんね! どうでも勝手に、もつとしつかりやつて見るがいい!」と、その藤蔓は
小面憎
(
こづらにく
)
くも彼を
揶揄
(
やゆ
)
したり、
傲語
(
がうご
)
したりするのであつた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
芭蕉のみづから「俳諧の益は俗語を正すなり」と
傲語
(
がうご
)
したのも当然のことと云はなければならぬ。「正す」とは文法の教師のやうに語格や仮名遣ひを正すのではない。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
傲
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“傲”で始まる語句
傲慢
傲然
傲岸
傲
傲岸不遜
傲慢不遜
傲骨
傲岸不屈
傲慢無礼
傲遊