トップ
>
『漱石山房の冬』
ふりがな文庫
『
漱石山房の冬
(
そうせきさんぼうのふゆ
)
』
わたしは年少のW君と、旧友のMに案内されながら、久しぶりに先生の書斎へはひつた。 書斎は此処へ建て直つた後、すつかり日当りが悪くなつた。それから支那の五羽鶴の毯も何時の間にか大分色がさめた。最後にもとの茶の間との境、更紗の唐紙のあつた所も、 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「サンデー毎日」1923(大正12)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
辺
(
あた
)
京都
(
きやうと
)
芭蕉
(
ばせう
)
戦
(
そよ
)
三度
(
さんど
)
言
(
ごと
)
蕭条
(
せうでう
)
物故
(
ぶつこ
)
毯
(
たん
)
慶長
(
けいちやう
)
後
(
のち
)
好
(
よ
)
天井
(
てんじやう
)
傲語
(
がうご
)
黙然
(
もくねん
)
床板
(
ゆかいた
)
餬
(
こ
)
銅印
(
どういん
)
一人
(
ひとり
)
二人
(
ふたり
)
角
(
かく
)
兎
(
と
)
瓦斯
(
ガス
)
其処
(
そこ
)
瀬戸
(
せと
)
埃
(
ほこり
)
比
(
くら
)
検
(
しら
)
夜
(
よ
)
慎
(
つつし
)