“傲岸不遜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうがんふそん85.7%
がうがんふそん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「愚老、大槻玄卿でござる」こう云って坐って一礼したが、傲岸不遜ごうがんふそんの人間と見え、床の間を背にして坐ったものである。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その内に大井は何かの拍子ひょうしに、ぐるりとこちらへ振返った。顔を見ると、例のごとく傲岸不遜ごうがんふそんな表情があった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
文壇の二三子つと傲岸不遜がうがんふそんそしりありと聞く。されど予はいまだ一人いちにんのバルザツクに似たるものを見ず。もとより人間喜劇の著述二三子の手に成るを聞かざれども。(二月十五日)