“ごうがんふそん”の漢字の書き方と例文
語句割合
傲岸不遜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日頃傲岸不遜ごうがんふそんな、人を人とも思わない勝平であるにもかかわらず、話しかけようとする言葉が、一つ/\咽喉のどにからんでしまって、小娘か何かのように、その四十男のおおきい顔が
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
有情無形うじょうむぎょう」と大書した横額よこがくの下に、大身の客のまえをもはばからず、厚いしとねにドッカリあぐらをかいている、傲岸不遜ごうがんふそん大兵だいひょうの人物、これが源助町乱暴者の隊長とでもいうべき神保造酒先生で
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
五のころは最も自惚うぬぼれの強いものだそうであるが、それでなくともこの浅田は、氏育ち少しくまされるを鼻にかけ、いまは落ちぶれて人足仲間にはいっていても、傲岸不遜ごうがんふそんにして長上をあなどり
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)