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傅
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もり
ふりがな文庫
“
傅
(
もり
)” の例文
お
傅
(
もり
)
の役、いたしました私、今、その和子様が、御得度あそばしますのを、なんで、このままよそにながめて、俗界にもどられましょう。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近所同志の家庭で小さな子供たちのお相手をつとめるお
傅
(
もり
)
役だったが、もうずっと前からザフレービニンのところでは家の者も同然の扱いを受けて
永遠の夫
(旧字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
で三度に一度は
頑固
(
がんこ
)
な私もつい連れ出される事があります。監督者と云いますか、何と云いますか、まず案内者あるいはお
傅
(
もり
)
とでも云う格なんでしょう。
中味と形式
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
政宗の毒味番が毒に
中
(
あた
)
って
苦悶
(
くもん
)
即死したから事
露
(
あら
)
われて、政宗は無事であったが、其為に政宗は手ずから小次郎季氏を
斬
(
き
)
り、小次郎の
傅
(
もり
)
の
小原縫殿助
(
おばらぬいのすけ
)
を
誅
(
ちゅう
)
し
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
幕府からは
向山隼人正
(
むこうやまはやとのしょう
)
が正使として、田辺外国奉行支配組頭がこれに添い、別に
徳川民部大輔
(
とくがわみんぶたいふ
)
は
山高石見守
(
やまたかいわみのかみ
)
をお
傅
(
もり
)
として、
仏蘭西
(
フランス
)
の万国博覧会を視察に出かけるような世の中になりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
小児
(
こども
)
たち、
幼稚
(
おさな
)
いのは、
傅
(
もり
)
、乳母など、
一群
(
ひとむれ
)
に、今日は別荘に残った次第。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「お若いし、お兄上様よりは、
強
(
きつ
)
いご気質なので、重助も、お
傅
(
もり
)
に、手を焼きまする」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平家の
公達
(
きんだち
)
のうちには、戦を怖がって、出陣の途中から、逃げてしまうような柔弱者が、かなり多いのではございますが、まったく、私のお
傅
(
もり
)
のいたし方にも、多大な過ちがありました
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「御身は、太子を
傅
(
もり
)
して、留守しておれ」と、孔明は成都に残した。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
傅
漢検1級
部首:⼈
12画
“傅”を含む語句
傅人
傅役
傅家甸
太傅
師傅
傅育
傅彩
傅士仁
目附兼傅役
抱傅
手傅
子傅
奧傅祕事
印傅
傅言
傅色
傅育官
傅日英
傅彤
傅幹
...