“傅彩”の読み方と例文
読み方割合
ふさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより細かい模様や傅彩はまだほどこされていない。しかし描き直し描き直し、幾重にもかさねられてある描線には、筆者の苦心が、生々とあらわれていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
傅彩画面の半ばにも至らぬころ、ポツリポツリと雨は落ちて来て、手にせるパレットの紅を散らし紫を溶かす、傘をかざしてやや暫くは辛抱したが、いつむとも思えぬ空合に、詮方なく宿に帰った。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
床の軸は大きな傅彩唐絵であって、脇棚にはもとよりくは分らぬが、いずれ唐物と思われる小さな貴げなものなどが飾られて居り、其の最も低い棚には大きな美しい軸盆様のものが横たえられて
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)