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傅彩
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ふさい
ふりがな文庫
“
傅彩
(
ふさい
)” の例文
もとより細かい模様や
傅彩
(
ふさい
)
はまだほどこされていない。しかし描き直し描き直し、幾重にもかさねられてある描線には、筆者の苦心が、
生々
(
なまなま
)
とあらわれていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
傅彩
(
ふさい
)
画面の半ばにも至らぬころ、ポツリポツリと雨は落ちて来て、手にせるパレットの紅を散らし紫を溶かす、傘をかざしてやや暫くは辛抱したが、いつ
歇
(
や
)
むとも思えぬ空合に、詮方なく宿に帰った。
白峰の麓
(新字新仮名)
/
大下藤次郎
(著)
床の軸は大きな
傅彩
(
ふさい
)
の
唐絵
(
からえ
)
であって、脇棚にはもとより
能
(
よ
)
くは分らぬが、いずれ唐物と思われる小さな貴げなものなどが飾られて居り、其の最も低い棚には大きな美しい軸盆様のものが横たえられて
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
傅
漢検1級
部首:⼈
12画
彩
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
“傅”で始まる語句
傅
傅役
傅人
傅育
傅士仁
傅彤
傅嬰
傅安
傅家甸
傅女