だお)” の例文
「どうしたらげられるか、せっかくしても、つかまってころされればおなじことだし、つかまらないまでも、このふかい山の中では、みちまよってだおれになるばかりだ。」とおもって
人馬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
もしや野原のはら往来おうらいなどで、だおれにでもなりやせまいか、人の知らぬまに死んでいたのではないかしら、それともすこしは早くようすがわかって家のものの世話せわを受けてなくなったのか
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)