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俯伏
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ひれふ
ふりがな文庫
“
俯伏
(
ひれふ
)” の例文
灸所
(
きゅうしょ
)
の痛手に金眸は、一声
嗡
(
おう
)
と叫びつつ、
敢
(
あえ
)
なく
躯
(
むくろ
)
は倒れしが。これに心の張り弓も、一度に弛みて両犬は、左右に
摚
(
どう
)
と
俯伏
(
ひれふ
)
して、
霎時
(
しばし
)
は起きも得ざりけり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
『
何事
(
なにごと
)
も
天命
(
てんめい
)
です、
然
(
しか
)
し
吾等
(
われら
)
は
此
(
この
)
急難
(
きふなん
)
に
臨
(
のぞ
)
んでも、
我
(
わが
)
日本
(
につぽん
)
の
譽
(
ほまれ
)
を
傷
(
きづゝ
)
けなかつたのがせめてもの
滿足
(
まんぞく
)
です。』と
語
(
かた
)
ると、
夫人
(
ふじん
)
も
微
(
かす
)
かにうち
點頭
(
うなづ
)
き、
俯伏
(
ひれふ
)
して
愛兒
(
あいじ
)
の
紅
(
くれない
)
なる
頬
(
ほう
)
に
最後
(
さいご
)
の
接吻
(
せつぷん
)
を
與
(
あた
)
へ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“俯伏”の意味
《名詞》
頭を下げ、うつ向くこと。
笏を手に持ち、腰を折って深く礼をすること。
(出典:Wiktionary)
俯
漢検1級
部首:⼈
10画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“俯”で始まる語句
俯向
俯
俯瞰
俯目
俯仰
俯居
俯視
俯臥
俯仰天地
俯向形