“修(しゅう)” の例文
その日東海坊は火伏せの行を修(しゅう)して、火事早い江戸の町人を救うと触れさせ、人家に遠い道灌山を選んで、火行の壇を築かせました。
身は、傅(ふ)の大納言(だいなごん)藤原道綱(ふじわらみちつな)の子と生れて、天台座主慈恵(てんだいざすじえ)大僧正の弟子(でし)となったが、三業(さんごう)も修(しゅう)せず、五戒(ごかい)も持した事はない。
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
呂宋兵衛は、まえにもいったとおり、南蛮(なんばん)の混血児(あいのこ)でキリシタンの妖法(ようほう)を修(しゅう)する者であるから、層雲(そううん)くずれの祈祷(きとう)も、じぶんが信じる異邦(いほう)の式でゆくつもりらしい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)