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作事奉行
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さくじぶぎょう
ふりがな文庫
“
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)” の例文
平戸
(
ひらど
)
の海浜で猴がアワビを採るとて手を締められ岩に挟まり動く能わず、
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
川上某を招く故行って離しやると、両手を地に付け平伏して去ったとあるが
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
享保
(
きょうほう
)
十五年、この時の御修復検分としましては、お
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
小菅因幡守
(
こすげいなばのかみ
)
、お
大工頭
(
だいくがしら
)
近藤郷左衛門
(
こんどうきょうざえもん
)
、
大棟梁
(
だいとうりょう
)
平内
(
ひらうち
)
七
郎右衛門
(
ろうえもん
)
、寛保三年、同四年、
奉行
(
ぶぎょう
)
曾我日向守
(
そがひゅうがのかみ
)
、お
畳奉行
(
たたみぶぎょう
)
別所播磨守
(
べっしょはりまのかみ
)
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
戦場
(
せんじょう
)
のようにこんざつしている
桜門
(
さくらもん
)
の
方角
(
ほうがく
)
から、ひとりの
武将
(
ぶしょう
)
がふたりの
従者
(
じゅうしゃ
)
をつれ、
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
筒井伊賀守
(
つついいがのかみ
)
の
家臣
(
かしん
)
の
案内
(
あんない
)
にしたがって、こっちへ向かってくるすがたが小さく見える。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もっとも、
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
も
棟梁
(
とうりょう
)
も
工匠目付
(
こうしょうめつけ
)
も、四方にかけあるいている
使番
(
つかいばん
)
もすべて
上
(
かみ
)
は
鎧装
(
がいそう
)
陣羽織
(
じんばおり
)
、
下
(
しも
)
は
小具足
(
こぐそく
)
、ことに
人夫
(
にんぷ
)
を使っているものなどは
抜刀
(
ばっとう
)
をさげて
指揮
(
しき
)
しているありさま。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、一里もつづく長い行列が、いま浮世絵のように通っているのは、江戸は麻布の上屋敷を発して来たお
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
、柳生対馬守様、つづく一行は同じくお畳奉行、別所信濃守様のお供ぞろい。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
啓之助はそれを
幸
(
さいわ
)
いに、誰よりも早く、庭手へ下りかけようとすると、そこへ
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
の中村
兵庫
(
ひょうご
)
、
城普請
(
しろぶしん
)
の
棟梁
(
とうりょう
)
益田藤兵衛
(
ますだとうべえ
)
、そのほか
石垣築
(
いしがきづき
)
の役人などが、落ちつきのない顔色でバラバラと
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“作事奉行”の解説
作事奉行(さくじぶぎょう)とは、江戸時代に江戸幕府や諸藩に置かれた役職の1つで作事(建物の建築や修理)を司る。
(出典:Wikipedia)
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
奉
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“作事”で始まる語句
作事
作事場
作事方
作事門
作事小屋
作事目付