“作事場”の読み方と例文
読み方割合
さくじば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ともばつが悪くなって、差し向いで胡坐あぐらをかいたまま、黙っていた。その時次の作事場さくじばあらがねたたく音がかあんかあん鳴った。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それに面白いことは、近代設備は、昨年の作事場さくじば的工場内よりカラリとしていて、独特の空気があるのが、光子さんの筆触ではまだつかまれなかった。
井戸掘り人足は、江戸城の中の、西の丸御新城ごしんじょうとよぶ作事場さくじばへはいる。——と、そんなことまで大蔵は知っていて
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)