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何処
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どっか
ふりがな文庫
“
何処
(
どっか
)” の例文
旧字:
何處
「
皆様
(
みなさん
)
お早う御座います」と挨拶するや、
昨日
(
きのう
)
まで
戸外
(
そと
)
に並べてあった炭俵が
一個
(
ひとつ
)
見えないので「オヤ炭は
何処
(
どっか
)
へ片附けたのですか」
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
重「へえ、あの野郎……あの野郎、誠に
申訳
(
もうしわけ
)
もございません、何んと何うも飛んだ事になりましてございます……重三郎の死骸は
何処
(
どっか
)
へ上りましたか」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
日は短し、暗さは暗し、いつ暮れるともなく
燈火
(
あかり
)
を
点
(
つけ
)
るようになりましたのです。爺さんも
何処
(
どっか
)
へ行って飲んで来たものと見え、部屋へ入って寝込んで了いました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「𤢖の
畜生
(
ちきしょう
)
め。何を
為
(
し
)
やアがるんだ。早く
何処
(
どっか
)
へ行って
了
(
しま
)
え。」と、お葉は
勝誇
(
かちほこ
)
って叫んだ。思いも寄らぬ
救援
(
すくい
)
の手を得た冬子は、
鞠
(
まり
)
のように転がってお葉の
背後
(
うしろ
)
に隠れた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お前にお世話に成って是なりに別れるのも甚だ何うも
私
(
わし
)
の気が済まんから
何処
(
どっか
)
へ往って一杯遣ろう、エ、
一寸
(
ちょいと
)
一ぱい
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「大丈夫、𤢖は
既
(
も
)
う
何処
(
どっか
)
へ行って
了
(
しま
)
ってよ。」と、今度はお葉の声であった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
小「だからへんてこらいな舁夫だと云うのです、お嬢
様
(
さん
)
を
何処
(
どっか
)
へ連れて
往
(
い
)
きアしませんか」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
本当に冗談じゃアねえぜ、だがの……金で
生命
(
いのち
)
は買えねえや、え、おう、
何処
(
どっか
)
へ相談しに往きねえな、旦那に逢って
然
(
そ
)
う云いねえ、泥坊に奪られて誠に面目
次第
(
しでえ
)
もござえやせん
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
全く奪られたに
違
(
ちげ
)
え有りやせんて、え、おう
何処
(
どっか
)
へ往って相談して見ねえな
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婢「そうして旦那様は
何処
(
どっか
)
へ………」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“何処”で始まる語句
何処迄
何処其処
何処へ行く
何処宛
何処村
何処々々
何処亓処
何処だいば