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他家
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ほか
ふりがな文庫
“
他家
(
ほか
)” の例文
それに
他家
(
ほか
)
から嫁を貰い、夫婦養子をしたほうがよくはなかろうかと、伍兵衛は、女房のおこよとも相談してそうすることに決心した。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
親が手を突いて頼むが、何うかまア
他家
(
ほか
)
さまなら
願
(
ねげ
)
え
難
(
にく
)
いが、
此方
(
こちら
)
さまだから悪くもして下さるめえから、此方さまへ奉公して、二年か三年辛抱してくれゝば
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「自家にはお金が
他家
(
ほか
)
より余計要るさかい神様がちやんと……」とお桐はまた咳き入つた。
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
我が
薄井
(
うすゐ
)
の家は土地に聞えし名家にて、身は
其
(
その
)
一つぶもの成りしも、不幸は父母はやく
亡
(
う
)
せて、
他家
(
ほか
)
に嫁ぎし伯母の是れも
良人
(
をつと
)
を失なひたるが、立帰りて我をば
生
(
おほ
)
したて給ひにき
雪の日
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それは
然
(
そ
)
うよ、それは然うだけれど、
他家
(
ほか
)
から
嫁子
(
よめっこ
)
を貰やア田地が附いて来る、金が附いて来るたって、ま
宅
(
うち
)
へ呼ばって、
後
(
あと
)
で己が気に
適
(
い
)
らねえば仕様がねえ訳だ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
主へ忠なるものは親へは必ず孝なるものだといいますと、娘が
私
(
わたくし
)
の
家
(
うち
)
はお
高
(
たか
)
は
僅
(
わず
)
か百俵二
人扶持
(
にんふち
)
ですから、
他家
(
ほか
)
から御養子をしてお父さまが御隠居をなさいましても
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
美「
私
(
わちき
)
は
久振
(
ひさしぶり
)
ですから
長者町
(
ちょうじゃまち
)
の
福寿庵
(
ふくじゅあん
)
へ往っておらいさんに逢って、義理をして
往
(
ゆ
)
きたいんですが、帰りに
他家
(
ほか
)
へ寄ってお
飯
(
まんま
)
を食べるなら、福寿庵へ
往
(
い
)
って遣っておくんなさいよ」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
乃
(
そこ
)
で女房を貰おうと思うが、
媒妁
(
なこうど
)
が入って
他家
(
ほか
)
から
娘子
(
あまっこ
)
を貰うというと、事が
臆劫
(
おっくう
)
になっていかねえから、段々話い聞けば、あの男が死んでしまうと、
私
(
わし
)
は年が行かないで頼る処もない身の上だ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“他家”の意味
《名詞》
よその家。他の家。
(出典:Wiktionary)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“他家”で始まる語句
他家様