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乾
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か
ふりがな文庫
“
乾
(
か
)” の例文
その小径を横ぎつて、水の
乾
(
か
)
れた
小流
(
さながれ
)
が走つてゐる。その水上に架する小さい橋には、牛に騎した牧童が牧笛を吹きながら、通り過ぎてゐる。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
私が来たので、この冬は賑やかだ——と喜んで、まめまめしく世話をしてくれた。膳の上は、定まって、薄い味噌汁に古漬か、でなければ、
乾
(
か
)
らびて塩っぱい煮豆一と皿。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
病状は順調な経過を
辿
(
たど
)
り、一週間後には熱も
漸
(
ようや
)
く下って行ったが、それでもこの病気は、体じゅうの紅いぶつぶつが
乾
(
か
)
せて、
瘡蓋
(
かさぶた
)
が落ちるようになり、全身が一と皮
剥
(
む
)
けてから全快するので
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
雷峰塔倒れ、西湖水
乾
(
か
)
れ、江潮
起
(
た
)
たず、白蛇世に
出
(
い
)
ず
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その小径を横ぎって、水の
乾
(
か
)
れた
小流
(
さながれ
)
が走っている。その水上に架する小さい橋には、牛に騎した牧童が牧笛を吹きながら、通り過ぎている。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“乾”の意味
《名詞》
(いぬい)北西の方角。戌(いぬ)と亥(い)の間であることから。
(出典:Wiktionary)
“乾”の解説
乾(けん)は八卦の一つ。卦の形はであり、三爻がすべて陽。または六十四卦の一つであり、乾為天。乾下乾上で構成される。
(出典:Wikipedia)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
“乾”を含む語句
乾燥
乾酪
乾干
乾魚
干乾
乾涸
乾葡萄
乾飯
乾坤
乾物
乾草
乾枯
乾鮭
生乾
乾杯
乾菓子
乾菜
乾田
乾麺麭
乾声
...