中国ちゅうごく)” の例文
旧字:中國
すでに、あのときから、はや一週間しゅうかんちかくたったであろうか。少年しょうねんは、あの中国ちゅうごくおんなのおどっている、あかいさらがたくなりました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
中国ちゅうごくか、山陰さんいんか、甲州路こうしゅうじか。それとも北海道? 満洲まんしゅう? ナニそんなところのはずはないが、江戸でないことだけはたしかです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
つまり、くにをとじて、外国がいこくをしめだしてしまったわけでした。ただ、中国ちゅうごくとオランダとだけは、長崎ながさきでぼうえきをすることがゆるされていました。
まっしろゆきのようなはなさ。それが満開まんかい時分じぶんはちょうど、一そん銀世界ぎんせかいとなる。中国ちゅうごくのいなかには、すももばかりのむらがあるよ。
春さきの朝のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
中国ちゅうごくとはとなりどうしで、まえまえからのつきあいであり、キリストきょうくにではないから、そのままつきあったのですが、オランダとは、キリストきょう日本にっぽんへひろめないというやくそくで
それどころか、中国ちゅうごく国内こくない生産せいさん復興ふっこうしないから、ともぐいするようになる。よわいものからまいってしまう。ちかごろ、ひとがめっきりふえたのもこんな原因げんいんがある。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
といっても、いまのような学校がっこうはありませんから、勉強べんきょうするといえば、ちかくにあるじゅく(むかしの学校がっこう)にかようほかありません。そこへかよって、漢字かんじがいっぱいつまった中国ちゅうごくほんをならうのです。