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両
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もろ
ふりがな文庫
“
両
(
もろ
)” の例文
旧字:
兩
両
(
もろ
)
はだ脱いで赤いじゅばん、拡げた扇子を振りまわし「太鼓が鳴ったら賑やかだ、ほんとにそうなら済まないね、ヘラヘラヘ」
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
皆の人のけはひで、覚め難い夢から覚めたやうに目を見ひらくと、あゝ、何時の間にか、姫は嫗の
両
(
もろ
)
腕両膝の間から抜けて居させられぬ。一時に慟哭するやうな感激が来た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
両
(
もろ
)
の
掌
(
て
)
に
輝
(
て
)
りてこぼるる魚のかず
掬
(
すく
)
へども掬へどもまた輝りこぼるる
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
両
(
もろ
)
の手にひたぶる抱く鯉ひとつこれの童は泣かむばかりなり
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
両
(
もろ
)
の眼を白く蔽へる兵ひとり見やる方だにおもほえなくに
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
脊に負ひて霰小紋の
両
(
もろ
)
つばさほろほろ
鳥
(
てう
)
は声ふくむ
鶏
(
とり
)
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
毛ぶかくて
両
(
もろ
)
の耳蔽ふ蒙古帽彼ら怖れずその眼の光
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“両”の解説
両(りょう)は、尺貫法における質量の単位であり、また、近世の日本における金貨、および中国における秤量銀貨の通貨単位である。
(出典:Wikipedia)
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
“両”を含む語句
両側
両手
両脚
両親
両腕
両方
両袖
両人
両国
両掌
両岸
両肌
両刃
両臂
両替
両隣
百両
両眼
両膝
両端
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