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両人
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りょうにん
ふりがな文庫
“
両人
(
りょうにん
)” の例文
旧字:
兩人
両人
(
りょうにん
)
とも花魁の来るのを待って居りまする処へ、花魁がニヤリと笑いながら来ましたから、互に己か/\と考えを附けて、のり出すと
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
黒装束
(
くろしょうぞく
)
はみな
緋
(
ひ
)
おどし
谷
(
だに
)
にいた若い
女子
(
おなご
)
、
源氏閣
(
げんじかく
)
へ
斬
(
き
)
りこんだ者は、
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
の
身内
(
みうち
)
、
木隠
(
こがくれ
)
、
巽
(
たつみ
)
の
両人
(
りょうにん
)
とあとでわかった。おお、それから
鞍馬
(
くらま
)
の
竹童
(
ちくどう
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
但しこの大抵と云う度合は
両人
(
りょうにん
)
が勝手に作ったのだから他人の場合には応用が出来ないかも知れない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この
両人
(
りょうにん
)
らしいのですよ
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
他
(
ほか
)
の女どもゝ驚いて下流しへ這込むやら、又は
薪箱
(
まきばこ
)
の中へ
潜
(
もぐ
)
り込むやら騒いでいる
中
(
うち
)
に、源次郎お國の
両人
(
りょうにん
)
は
此処
(
こゝ
)
を忍び
出
(
い
)
で、
何処
(
いずく
)
ともなく落ちて
行
(
い
)
く。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
すると小さいのが姉のした通り同分量の砂糖を同方法で自分の皿の上にあけた。
少
(
しば
)
らく
両人
(
りょうにん
)
は
睨
(
にら
)
み合っていたが、大きいのがまた匙をとって一杯をわが皿の上に加えた。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
おどろきました伊之助、きょろ/\と
両人
(
りょうにん
)
のお若さんを見まわし呆気にとられる。息子の岩次も俄にお
母様
(
っかさん
)
が二人出来たのでげすから、これもボーッといたしています。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
両人
(
りょうにん
)
は
毫
(
ごう
)
も希臘語が読めないのである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
実は
拠
(
よんどころ
)
なく火をかけて逃げたが、人相書が𢌞って居ようとは知らなかった、婆ア多分の礼も出来んが、
両人
(
りょうにん
)
居るだけの手当をした上に少々ぐらいはお前にも心付を致すから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
重「人知れぬ処へ行って
両人
(
りょうにん
)
とも討果すから
袂
(
たもと
)
を押えて
遁
(
にが
)
さぬように」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“両人”の意味
《名詞》
対になっている二人。
(出典:Wiktionary)
両
常用漢字
小3
部首:⼀
6画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“両人”で始まる語句
両人共
両人切
両人連