下旬げじゆん)” の例文
極の正直者にて去年の十一月下旬げじゆん夜廻りの時金八十兩ひろひ其の節私し共へ申聞し上御訴へに及び置し處落主おとしぬし之無きに付一昨十九日右金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はら出張演習しゆつちやうえんしふは二週間程しうかんほどぎた。我我われわれ日日にちにちはげしい演習えんしふつかれきつた。そして、六ぐわつ下旬げじゆんにまたT居住地きよぢうち歸營きえいした。中根なかねはなしはもうすつかりわすれられてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
十一ぐわつ下旬げじゆんには千二百ゑんだいとなり十二ぐわつにはついに千百ゑんだいとなつた。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
時は冬、霜月しもつき下旬げじゆん
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)