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上巳
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じょうし
ふりがな文庫
“
上巳
(
じょうし
)” の例文
過ぐる日の
上巳
(
じょうし
)
の祝節。わが仁宗皇帝におかれては、打ちつづく世の
悪疫
(
あくえき
)
を聞こしめされ、いたく
宸襟
(
しんきん
)
をなやませ給うた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何故
上巳
(
じょうし
)
が女、
端午
(
たんご
)
が男の節供となったかというと、前述の山籠り・野遊びの時季になっていたに過ぎないのである。
雛祭りとお彼岸
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
逃虚子は
仏
(
ぶつ
)
を奉じて、
而
(
しか
)
も
順世
(
じゅんせい
)
外道
(
げどう
)
の如く、遜志斎は儒を尊んで、
而
(
しか
)
も
浄行者
(
じょうぎょうしゃ
)
の如し。
嗚呼
(
ああ
)
、何ぞ其の奇なるや。
然
(
しか
)
も遜志斎も飲を解せざるにあらず。其の
上巳
(
じょうし
)
南楼
(
なんろう
)
に登るの詩に曰く
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
翌
上巳
(
じょうし
)
の日に、従軍の将士は忠利侯から御盃を頂戴した。甚兵衛も惣八郎も、百石の加増を賜った。その日、殿中の廊下で甚兵衛は惣八郎に会った。惣八郎は晴々しい笑顔を見せながら
恩を返す話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
いにしえから、今日の
上巳
(
じょうし
)
ノ祝節(節句)には、桃花の流れにみそぎして、官民のわかちなく、和楽を共に、大いに
愉
(
たの
)
しみ遊ぶ日とされております。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
折ふし
上巳
(
じょうし
)
の
節句
(
せっく
)
とて、どこのむすめも女房たちも、桃の昼に
化粧
(
けわい
)
をきそい、家の内には、宵に
燈
(
とも
)
す
雛
(
ひな
)
まつりの灯や、
盃事
(
さかずきごと
)
の調べなどして、同じ
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
ながら
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“上巳”の意味
《名詞》
上 巳(じょうし, じょうみ)
五節句の一つ。3月3日とされる。桃の節句とも。
(出典:Wiktionary)
“上巳”の解説
上巳(じょうし、じょうみ)とは、五節句の一つ。3月3日。
旧暦の3月3日は桃の花が咲く季節であることから、桃の節句(もものせっく)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
巳
漢検準1級
部首:⼰
3画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟