“南楼”の読み方と例文
読み方割合
なんろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃虚子はぶつを奉じて、しか順世じゅんせい外道げどうの如く、遜志斎は儒を尊んで、しか浄行者じょうぎょうしゃの如し。嗚呼ああ、何ぞ其の奇なるや。しかも遜志斎も飲を解せざるにあらず。其の上巳じょうし南楼なんろうに登るの詩に曰く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
把酒南楼夜欲残 南楼なんろうに酒をり よるのこらんとほっ
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)