三挺さんちやう)” の例文
四辻のあたりに敵の遺棄した品々を拾ひ集めたのが、百目筒ひやくめづゝ三挺さんちやう車台付しやだいつき木筒きづゝ二挺にちやう内一挺車台付、小筒こづゝ三挺、其外やり、旗、太鼓、火薬葛籠つゞら具足櫃ぐそくびつ長持ながもち等であつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
銚子てうしなら、まだしもだが、もよほし稽古けいこなんどいそがしいときだと、ビールでどうふで、る/\うちに三挺さんちやうぐらゐぺろりとたひらげる。當家たうけのは、なべへ、そのまゝはしれるのではない。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)