“一月余”のいろいろな読み方と例文
旧字:一月餘
読み方割合
ひとつきあまり50.0%
ひとつきよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼前まのあたりお春が最期さいごを見てしより、旗野の神経狂出くるひだし、あらぬことのみ口走りて、一月余ひとつきあまりも悩みけるが、一夜あるよ月のあきらかなりしに、外方とのかたに何やらむ姿ありて、旗野をおびきいだすが如く
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
一冊いつさつの本を三四十人して見るのでは一人ひとり一日いちにちとしても一月余ひとつきよかゝるので、これでは奈何どうもならぬとふので、じゆくしたのであるから、印行いんかうして頒布はんぷする事にたいとせつ我々われ/\三名さんめいあひだおこつた
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)