“見留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みとめ50.0%
みと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見留みとめ之幸これさいはひと傳吉の罪におとさんとはかりたるも知るべからず殊に其夜は傳吉も同じ河原をかへりしをしる其者草履ざうりに血を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見留みとめじゃないか。なんだ——甲野」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どこから見たって不足を言う点がないではないか、生若なまわかいものであると料簡の見留みとめもつきにくいが斎藤ならばもう安心なものだ。どうしても承知ができないか
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
しきりもない小屋内こやうちが、らぬだに、おびえるところ一齊いちどき突伏つツぷさわぎ。やゝたしかなのが、それでもわづか見留みとめると、黒髮くろかみみだした、わかをんなの、しろ姿すがたで。……るまにかげになつて、フツとえる。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)