“御大切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごたいせつ62.5%
おたいせつ12.5%
おだいじ12.5%
ごてえせつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「イイエ決して気には留めません、何卒どうか先生を御大切ごたいせつに、貴嬢あなた御大事ごだいじ……」みなまで言うあたわず、急いで門を出て了った。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
御大切おたいせつなおしなゆえ、粗相そそうがあってはならんよって、はようおかえもうすが上分別じょうふんべつと、おもってさんじました」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
病気を強いてともい難く、「それは不可いけませんね。御大切おだいじになさいまし。しかし大抵なら御待ち申しますから……」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あんたの御大切ごてえせつな命がなくなりますからね。違えありませんぜ。あっしは今じゃすっかりあんたの側についてるんでさ。だから味方の人を減らせたかぁありません。あんたはもちろんのことです。