“りょうそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両側60.0%
両足40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸数こすう五百に足らぬ一筋町の東のはずれに石橋あり、それを渡れば商家あきんとやでもなく百姓家でもない藁葺わらぶき屋根の左右両側りょうそくに建ち並ぶこと一丁ばかり、そこに八幡宮はちまんぐうありて、その鳥居とりいの前からが片側町かたかわまち
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
なお妾と互い違いにして妾の両足りょうそくをば自分の両腋下えきかはさみ、如何いかなる寒気かんきもこのすきに入ることなからしめたる、その真心の有りがたさ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
ト口へ出して考えて、フト両足りょうそく蹈延ふみのばして莞然にっこり笑い、狼狽あわてて起揚おきあがッて枕頭まくらもと洋燈ランプを吹消してしまい、枕に就いて二三度臥反ねかえりを打ッたかと思うと間も無くスヤスヤと寐入ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)