“よくよくじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
翌々日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良吉りょうきちした新聞しんぶんは、翌々日よくよくじつあさへだたったまち郵便局ゆうびんきょくから、配達はいたつされました。いつも、それは、ひるすこしまえの、時刻じこくにきまっています。
母の心 (新字新仮名) / 小川未明(著)
豊臣家とよとみけ代表者だいひょうしゃとして、御岳みたけの兵法大講会に参加さんかするめいがくだって、可児、井上、真田の三大坂表おおさかおもて発足ほっそくしたのは、その翌々日よくよくじつのことだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その翌々日よくよくじつの午前十時に、みんなが手にあせにぎっているうちに、その球は花がひらくように、しずかに四つにわれた。そして中からかわいい少年があらわれた。小杉正吉君だった。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
侠党きょうとうの人々が、御岳みたけのすそ、北多摩きたたまのふもとから青毛あおげ月毛つきげ黒鹿毛くろかげ馬首ばしゅをならべて、ぎんのすすきのなみをうつ秋の武蔵野むさしのを西へさしてったのは、その翌々日よくよくじつのことであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)