“ようしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
揚州28.6%
楊修14.3%
雍州14.3%
楊秋7.1%
妖臭7.1%
楊収7.1%
楊醜7.1%
葉舟7.1%
邕州7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燎原りょうげんの火とばかり、魔の手をひろげて行った黄巾賊の勢力は、今では青州せいしゅう幽州ゆうしゅう徐州じょしゅう冀州きしゅう荊州けいしゅう揚州ようしゅう兗州えんしゅう予州よしゅう等の諸地方に及んでいた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊修ようしゅうは、張松へ座をすすめ、自ら茶を煮て、遠来の労を慰めた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それの実現を見たのは、延凞えんき十年の秋である。は、雍州ようしゅうへ攻め入った。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊秋ようしゅう李湛りたん侯選こうせんなど、かわるがわる離反りはんをすすめた。かの五旗の侍大将は、すでに馬超を見限っているもののようであった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左の手を斬り落された韓遂かんすいを西涼侯に封じ、また彼と共に降参した楊秋ようしゅう、侯選なども、列侯に加えて、それには
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、電燈も依然として明るければ、軒先の釣荵つりしのぶ相不変あいかわらず風に廻っていて、この涼しい裏座敷には、さらに妖臭ようしゅうを帯びた物も見当りません。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この時徐商と楊収ようしゅうとが宰相に列していて、徐は温を庇護したが楊が聴かずに、温を方城に遣って吏務に服せしめたのである。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ところが手下の楊醜ようしゅうが、たちまち心変りして張楊を殺し、その軍をったところから大混乱となり、軍の眭固けいこと申す者が、またまた、張楊のあだといって、楊醜を討ち殺し、人数をひきいて
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男湯の方で、水野葉舟ようしゅうや戸川秋骨しゅうこつ氏と大声で話合っているのを、清子は女湯の浴槽ゆぶねにつかってのどかにきいていることもあった。今日も、一足おくれて帰ってくると、うちのなかで女の声がしていた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
唐の陳蔵器ちんぞうき説に風狸邕州ようしゅう以南に生じ、兎に似て短く、高樹上に棲息し、風をうかごうて吹かれて他樹に至りその果を食う。その尿乳のごとく甚だ得がたし、諸風を治すと。