葉舟ようしゅう)” の例文
男湯の方で、水野葉舟ようしゅうや戸川秋骨しゅうこつ氏と大声で話合っているのを、清子は女湯の浴槽ゆぶねにつかってのどかにきいていることもあった。今日も、一足おくれて帰ってくると、うちのなかで女の声がしていた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)