“もる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
42.9%
28.6%
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尋ねけるに是は四年あとに江戸表へ引越ひつこしたりと言にぞ吾助はたの木蔭こかげあめもる心地こゝちして尚も種々と聞合するに當時は江戸本郷邊に呉服物ごふくものの見世を出し當所より織物類おりものるゐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
春の夜に尊き御所をもるかな
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
けふのとまりのことを知りて出迎へし「リフレエ」着たる下部しもべに引かれて、白石はくせききざはしのぼりゆくとき、園の木立をもるるゆふ日あけごとく赤く、階の両側ふたがわうずくまりたる人首じんしゅ獅身ししんの「スフィンクス」を照したり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)